宇都宮動物園

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動物園と動物たち―猿類

猿類

猿類エリアには、リスザルなどの小さくてかわいい猿たちや、元気なニホンザル、頭の良いチンパンジーなどがいっぱい!

おりこうな猿たちの行動を観察してみて!!

ニホンザル

北海道と琉球列島をのぞいた日本列島の、広葉樹林帯に広く生息しています。

成長するにつれ、顔や尻が赤くなるのもニホンザルの特徴です。

【英名】
Japanese Macaque
【学名】
Macaca Fuscata
【分類】
霊長目 オナガザル科

コモンリスザル

南アメリカ北部に生息するリスザルは、一見リスに似ているため、リスザルと呼ばれています。

オマキザル科のサルの中では最も小さく、人懐っこいのでペットとしてもよく飼われています。

雑食性で、果実や木の実、葉の他に、昆虫や小鳥の卵なども好んで食べます。

【英名】
Common squirrel monkey
【学名】
Saimiri sciureus
【分類】
霊長目 オマキザル科

絶滅危惧種

シロテテナガザル

東南アジア周辺および中国雲南省に生息しています。 地面に降りることはほとんどなく、主にくだものや木の葉、芽などを食べています。鳴き声が非常に大きく、群れ同士が存在を示し合ってお互いの衝突を避けるのに役立っていると考えられています。

【英名】
White-handed gibbon
【学名】
Hylobates lar
【分類】
霊長目 テナガザル科

動物のお話

ラブソングの達人?『テナガザル』のお話

シロテテナガザルは、チンパンジーやオランウータン等と同じく、しっぽのない、つまり類人猿と呼ばれる頭の良いサル達。

特徴としては突然大きな叫び声をあげ、それはまるで、歌を歌っているかのようにも聞こえます。 オスが声を出すと、それに答えるかのように他のサルも声を掛け合います。

その声はとても大きく、またかん高く遠くにいても聞こえます。 実は、大きな声を出すことによって自分の縄張りを主張したり、争いごとを避けるために用いたり、いくつかのパターンがあるそうです。

そのひとつに、テナガザルの夫婦を結びつけるために歌うといわれている歌があります。子育てをしているメスの発情間隔が2年以上と長いため、歌を歌って、お互いの愛情を確認しているのでしょう。 なんてロマンチックなんでしょう。


絶滅危惧種

チンパンジー

チンパンジーは、人間の様に道具を使える動物です。 石や木の枝を使って木の実を割ったり、虫の巣穴を掘ったりします。姿も人間に似ているのですが その行動や表情も共通点がたくさんあります。

【英名】
Common Chimpazee
【学名】
Pan troglodytes
【分類】
霊長目 ショウジョウ科

動物のお話

利き手はどっち?『チンパンジー』のお話

みなさん、チンパンジーにもヒトと同じように『利き手』があるのをご存知ですか。

今までの研究で、チンパンジーにも利き手があるのではないかと言われています。ヒトには利き手があり、ほとんどのヒトが右利きではないのでしょうか。 これはヒトの脳の発達、特に言語の発達に関係しているのではないかといわれています。

チンパンジーの場合は、ヒトのように右利きがほとんどとはいえません。 むしろ半分半分くらいだという結果が残されています。

当園にも7頭のチンパンジーがおり、3頭のオスがいます。このオス達は気に入らないことがあると、 糞を投げつけるのですが、この糞を取る手、投げる手には必ず左手を使います。

ヒトの赤ちゃんも産まれてからしばらくは左利きが多い、と聞いたことがあります。 成長の過程でヒトは右利きになるそうです。

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